安全管理

鉄筋工事の工程と拾い出しと加工帳

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作業方法の改善の仕方

①”なぜ”~それは必要か?
②”なに”~をするのか?
③”どこで”~するのがよいか?
④”いつ”~するのがよいか?
⑤”だれが”~するのがよいか?
⑥”どんな方法”~がよいか?
常に”自問自答”して安全を確保して作業を進行しましょう。

安全管理

 品質管理面についても安全管理面についても、 やはり、ミーティングは必要です。

 原始的な”鉄筋屋さん”は、「仕事は見て覚えろ!」などと発言して、 作業に対して十分な説明も無く、一日中怒鳴りまくるという時代が有りました。

 平気な顔をして、”俺は解かっているから、大丈夫!”と言い放ち、 何も説明もせず世話役(親方・責任者)の自己満足で作業を進行していた時代が有りました。 しかし、作業員全員が作業の分担を理解して、作業全体を進行する必要が有ります。

 冷静に考えれば解かるはずです。説明してもなかなか伝わらないものが、 何も説明が無ければより動きようが無いのです。

 世話役(親方・責任者)は、作業にかかる前にメンバーを集めて、 中心となりミーティングをする必要が有ります。

 世話役(親方・責任者)は、各作業員に作業の分担や具体的な作業内容を説明して、 材料や「品質面・安全面の確認」を相互にやりとりし、 各作業員が迷い無く作業できるよう進行する必要が有ります。

 仮に相手が、一年未満の経験しかない作業員であった場合は、 それこそ十分説明する必要があります。 その場合、”作業の内容をまとめて「説明」せずに、一つの作業を説明してその作業が終了したなら、 次の作業の「説明」をして実施するというように、 その場その場で指示するような方法をとるべきです。” 面倒でもその方がお互いのためになります。

 ベテランの職人や応援の作業員は、最初から細かく説明せずにポイントを押さえて大まかに説明して、 細かい点は徐々に常時相互に確認するようにした方がいいです。 相手が優れた職人であれば必ず質問してくるはずです。 その時には、念入りに完全に理解するまでに説明する必要があります。 逆に何も質問が無い方があぶないので、定期的に世話役(親方・責任者)が確認して、 助言する必要が有ります。

 品質管理と安全管理は表裏一体で、「知ったかぶり」や「自信過剰」が一番怖いものです。

 ミーティング時の説明で十分納得した後に、 作業を開始すれば迷い無く、品質面でも安全面で安心して作業を進行できます。

  1. 品質管理面で内容を十分確認し理解して、迷い無く作業開始!
  2. 一通りのルールを守ることで、ルールに自分が守られていることを理解して作業開始!
  3. 相手の立場を考えて、日頃の人間関係を良好に心がけて快適作業!
  4. 健康管理は各人自身で十分注意!(飲酒・夜更かしなど~)
  5. ケガ・事故をしては、将来に障害が残る事が多いので要注意!
  6. 安全注意指示事項には絶対に従う事!
  7. 安全第一!体が資本!

安全注意ポイント

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脚立の使用方法(足場板)

 脚立を利用して臨時に高所足場を設置する場合は、 脚立を三か所配置して、必ず脚立と足場板をゴムバンドで固定します。

 近くに固定物が有る場合は、それを利用して安全帯を使用しましょう。

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残材のまとめ方

  1. 形状・口径・切断寸法の近いものをまとめて束ねる!
  2. 生材は、片端を揃えて長い順に束ねる!
  3. 片アンカは、アンカを揃えて長い材料は外側・短い材料は内側に束ねる!
  4. クランクは、片アンカの外側に置き長い材料は内側・短い材料は外側にして束ねる!
  5. 両アンカは、長い材料は外側・短い材料は内側にして束ねる!

 残材は、同=「形状・口径・切断寸法」の近い材料をまとめて束ねて、 後で容易に仕分けしやすいようにして、構造物の外に通路の邪魔にならない場所に、 ひとまとめにして重ねます。

 *残材は後で予備材として何かの時(加工漏れや拾い落とし等)に利用できる場合が有ります。 又、コンパクトにまとめておけば残材回収時にすみやかに処理できて無駄な作業が無くなり重要なポイントです。 (吊り荷回数を減らします。)

 一般的には、建物の一般階の残材を足場上に仮置きしてはならないとされています。 残材の出ないような「拾い出し」が望ましいく、 加工帳の記載ミスには十分注意しなければなりません。

安全朝礼

 多くの現場では、「安全第一」のために毎朝作業前に10分~15分程度、 点呼や作業の確認を主体とした「安全朝礼」をしてから作業を開始する現場が多いです。

 ”手元良し!足元良し!顔色良し!今日も一日安全作業で頑張ろう!”と、 毎朝、シュプレキコールが響きます。

 その”顔色”を一番注意しなければならないのです! 末端の作業員は、世話役(親方・責任者)ほどの作業に対する経験や気合いが無い場合が多く、 家庭の事情がもろに顔色に現れます。 気持ちの沈んだ状況で作業を開始すると、注意力が散漫して怪我の原因になる場合が多い事は事実です。

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