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水の備蓄show:(しよう!)
日本人が生活していく上で、水と米と火が無いと生きては行けません!
生活する上での水に関しては、主に洗濯・トイレ等の生活用水と 調理・飲料による飲料水の二通りに分けられます。
- 生活用水(洗濯・トイレ等)
- 飲料水(調理・飲料)
生活用水は、日頃から入浴後の浴槽の水をすぐに流さずに貯めておいて、 浴槽の蓋をしておく事で、洗濯・トイレ等の生活用水を約二〇〇㍑確保できます。
また、災害時には洗顔は濡らしたタオルで顔を拭き、 手を洗う場合は、ウェットティッシュ(要・備蓄)を使用して、 洗濯は基本的に洗剤を使用せずに、できるだけ下着のみを水洗いで、その洗濯後の水を捨てずにバケツに貯めておいて、 その水をトイレに使用すれば、効率の良い災害時の水の利用サイクルとなります。
Page Menu
- 飲料水の保存と浄水
- ポリタンク・ペットボトル等に水道水を保存する方法
- 備蓄した保存水の浄水方法
- 『携帯浄水器』を使用
- ゼオライト・活性炭等で浄水する
- 浄水に必要な材料の予備知識
- 『自作浄水器』
- 非常時の水の『ろ過』方法
飲料水の保存と浄水
飲料水の長期保存には、大きく分けて下記の二通り有ります。
- 市販の保存水(保存期間二~五年程度)を購入
- ポリタンク・ペットボトル等に水道水を保存する
市販の保存水(保存期間二~五年程度)
保存水(保存期間二~五年程度)を購入する場合は、 こちら どうぞ参考にしてみてください!
ポリタンク・ペットボトル等に水道水を保存する方法
水道水を長期保存する場合、下記の方法で保存するとより長く・より安全に保存出来るようです。
- ポリタンク・ペットボトルを食器用洗剤でよく洗い、水道水でよくすすぎます。(洗浄)
- 消毒薬(キッチンハイター)約7ml(ペットボトルのキャップ8分目)を、
綺麗なバケツ等に水道水約4リットルとよく混ぜ合わせます。 - その消毒液を使用するポリタンク・ペットボトルに
ポリタンク・ペットボトルの4分の1~半量の消毒液を入れ、しっかりキャップして振り混ぜます。 - そのまま1時間程度消毒液を入れたまま放置します。(滅菌)
- その後、消毒液を捨て、水道水でよくすすぎます。(洗浄)
- 容器を日陰干しにして乾かす。
- 水道水(水中の塩素で保存を助けます!)をポリタンク・ペットボトルの口いっぱいまで 一気にではなくちょろちょろ泡がたたないように静かに入れてキャップをしっかり閉め (なるべく水で密閉して容器内に空気が残らないようにします。)、 ビニールテープでキャップがゆるまないようにしっかりと巻いて固定します。(密閉)
- 保存水を作った日にちを入れておきます。(日時記載)
- ポリタンク・ペットボトルを丈夫な箱や黒いビニール袋に入れて冷暗所に保存します。(保管)
注意:ポリタンクに保存水(水道水)を入れる場合、 浄水器の水(>NG)や沸騰後の水(>NG)を使用してはいけません。 水道水をそのまま一気にではなくちょろちょろ泡がたたないように静かに口いっぱいまで入れます。
ポリタンクで保存する場合は、蓋が大きい方が容器内を清潔に管理しやすいので、 蓋の大きな容器がおすすめです!
上記の方法で保存して、半年~1年に一度は(なるべく早めに!)作り替えをした方が良いでしょう! (*半年間上記の要領で保存水を保存してから下記にてご紹介している活性炭とゼオライトで浄水して飲料してみた結果、何も問題無く飲料できました。 ただし、実行する場合、自己判断・自己責任でお願い致します!)
備蓄した保存水の浄水方法
長期保存した水の(不安を感じた場合の)浄水方法は、大きく分けて下記の三通り有ります。
日頃から、浄水に関しては意識しておいた方が利口です。
- 携帯浄水器を使用
- ゼオライト・活性炭等で浄水する
- 保存水を沸騰する
保存水を沸騰する場合は、カセットコンロとカセットボンベを用意しておけば、 容易に沸騰できます。
ここでは、下記にて、「携帯浄水器を使用」して浄水する方法と、 「ゼオライト・活性炭等で浄水する」方法をご紹介します。(*これらを参考に実行する場合は、自己責任でお願い致します!)
『携帯浄水器』を使用
携帯浄水器は、>こちらが評判がいいようです。 なんと、「1000L」の水を浄水可能だそうです。
*下の画像をクリックすると、公開ホームページにリンクします。
使用できる水
- 水道水、地下水、井戸水
- 魚が生息している谷川、河川水、湖沼水
- 入浴剤などが入っていない風呂水、ポリタンクなどの溜め水
- プールの水、雪解け水、雨水など
- 生活廃水、工場排水、農薬、除草剤などが流れ込んでいる恐れのある河川水、湖沼水
- 毒劇物、有機溶剤、有害重金属などが溶け込んでいる恐れのある水
- 魚などの生物が生息していない河川水、湖沼水
- その他、海水、有害物質などを含む恐れのある水
下記の動画は、携帯浄水器の効果を一目瞭然にした動画で、 ”必ずしも泥水で浄水して下さいという事ではございません。”
携帯浄水器で浄水する場合も、元の水は、なるべく綺麗な水で浄水しましょう。
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ゼオライト・活性炭等で浄水する
『ゼオライト』を使用する事で、水道水の水中の「放射性物質」を除去する事ができます。 また、『活性炭』を使用する事で、トリハロメタン(発ガン性生成物)及び水道配管の汚れからくる不純物を除去する事ができます。
水道水の水中の「放射性物質」と「空間線量」の比較について
一説によると、「放射性物質」に関して 水道水の水中の「放射性物質」と「空間線量」を比較した場合、 「水」よりも「空気」の方が重要との事で、 普通に水道水を利用する場合には、ほとんど問題無いと言う話を聞きました。
家の中に「空気清浄機」を設置する事により、 「0.9μSV」あった部屋の空気の空間線量が、 空気清浄機を入れた次の日から「0.06」-「0.07μSV」に落ちたというデータが有るとの事です。 セシウムは空気の塵に付着してやってきて、マメに部屋の「掃除」をするか、 「空気清浄機」を使うと塵が取れ、線量が下がるという事のようです。
しかし、『ゼオライト』を使用する事により「放射性物質」の除去効果が有るのであれば、 より安心して安全に水を飲む事ができます。
浄水に必要な材料の予備知識
浄水する材料には、主に下記のような材料が有ります。
- ゼオライト
- 活性炭
- 麦飯石
- 竹炭
『ゼオライト』は、 >こちらと『活性炭』は、 >こちらの 「㈲アットジー・シー」 の物が飲料水用という事で評判が良く比較的に手頃な値段で購入できます。
*下の画像をクリックすると、公開ホームページにリンクします。
ゼオライト(=沸石)の性質・特徴
ゼオライトを使用する事により、細孔内と水溶液中で『イオン交換・吸着』が起こります。
ゼオライトは上述のイオン交換能をもつため水質改良剤として用いられ、 水の『硬度を下げる(軟水化)』ことができるので、 衣類用の洗剤などに含まれています(「水軟化剤」等と記載されています)。
ゼオライトは微細孔内に水分子を「吸着」し、また「放出」することができるます。 ゼオライトをろ材として使用すると、水質を『弱酸性に保つ』事ができます。
ゼオライトは、主に下記の物質を吸着します。
- カリウム
- セシウム
- ストロンチウム
- ナトリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- バリウム
- アンモニア
- アルコール
- 水素
- 窒素
- 硫化水素
- 炭酸ガス
- カルキ
- 遊離塩素
ゼオライトの使い方
最も無難な使い方としては、汲み置き用の水槽の下にゼオライトを敷いて、 『エアレーションするだけで、硬度が低下し始めて不純物の吸着等をおこなってくれます。』 (*カルシウムやマグネシウムの金属イオン含有量が少ない水になります。=「軟水化」)
また、投げ込み式のエアフィルターのろ過材をゼオライトに交換して同様に使用しても、 『同じ効果が期待できます。』
ゼオライトの再生方法
ゼオライトは、塩基交換という特性のため、能力一杯まで吸着したものでも、 塩水で洗う事でそれまで貯めこんだ物質をすべて吐き出させ、マッサラな状態に戻す事ができます。 (*塩水に五時間浸けたあと、水洗いして塩を洗い落とします。)
ゼオライトを使用して効果は必ずあるはずですが、交換(再生)をするタイミングが難しくなります。 (*一週間に一度は、塩水に浸けて再生した方がいいでしょう。)
同時に、臭いの元となる物質も吐き出しますから、十分に換気しておく事が大切です。 数時間塩水に浸けておいてから、十分に水洗いして塩分を取り除き、天日等にさらして乾かせば、 再度新品のゼオライトとして使用できます。
活性炭
活性炭は、大部分の炭素の他、酸素、水素、カルシウムなどからなる多孔質の物質であり、 その微細な穴(細孔)に多くの物質を吸着させる性質があります。 表面が非極性の性質を持つため、水のような分子量の小さい極性分子は吸着しにくく、 粒状の有機物を選択的に吸着しやすく、気相の処理にもよく用いるが、分子量の小さい気体は吸着しません。 その性質を利用して、脱臭、水質浄化、毒物中毒における毒の吸着等に使用されます。
*週に一度水洗い>煮沸(一五分程度)>水洗い>乾燥>『使用』
下記にて「㈲アットジー・シー」の 活性炭の詳細を記載しておきます。
項目 | 活性炭(Y-10S) |
---|---|
形状 | 破砕 |
形状粒度(mesh) | 8-20 |
重鎮密度(g/l) | 430~550 |
pH | 5~9 |
硬さ(%) | 95以上 |
比表面積(㎡/g) | 1000以上 |
よう素吸着性能(mg/g) | 1000以上 |
メチレンブルー吸着性能(ml/g) | 180以上 |
麦飯石
『麦飯石』は、DIY等のペットコーナー(観賞魚)に置いています。
*水中に『麦飯石』を容器に対して1/4以上の量を入れて、八時間以上浸けておくと効果が有ります。
*月に一度水洗い>煮沸(一五分程度)>水洗い>乾燥>水洗い>『使用』
*「交換時期」>『半年~一年程度』
- 『物質吸着』>残留塩素や臭いを「吸い取る」
- 『化学吸着』>残留塩素や臭いを「分解する」
- 『ミネラル溶出』>水やアルコールに触れると「ミネラルを溶出する」
- 『水質調整』>水質をを「中性」に近づけて、「軟水化」する
*下の画像をクリックすると、公開ホームページにリンクします。
竹炭
『竹炭』は、 >こちらの 「竹虎」の『竹炭』が評判がいいようです。
*水中に水1㍑に対して『竹炭』100gを一昼夜浸けておくと効果が有ります。
*使用前に、流水でよく洗いましょう。
*「交換時期」>「一ヶ月」(『ミネラル溶出』は一〇日間くらい)
- 『吸着』>塩素や不純物の「吸着」
- 『ミネラル溶出』>水に漬けると「ミネラルを溶出する」(一〇日間くらい)
*下の画像をクリックすると、公開ホームページにリンクします。
*「ゼオライト」と「麦飯石」と「竹炭」をお風呂に入れると、お肌の表面の毛穴の汚れや皮脂などを吸い取り、 綺麗になります。効果を肌で実感できます。
『自作浄水器』>『㈲アットジーシー』推奨の方法を基本とした方法
*『自作浄水器』ペットボトルの作成方法は、> こちらを参考にしてください。
*下記の物を用意します!注意:浄水器本体(枠)は、ダンボールに白いビニールシートを貼り自作しました。
「㈲アットジー・シー」の飲料水用の ゼオライトは、2Kで一五〇〇円、 活性炭は、2Kで二〇〇〇円です。
ゼオライトを四割と活性炭を六割の割合で投入して、混合しても構いません。
今回、それぞれの量は、活性炭の量を6/10として
ゼオライトを4/10としました。その「活性炭:6+ゼオライト:4」=「4Lのペットボトルの1/3」としました。
(*実際には、ゼオライト1~2割:活性炭8~9割の割合で使用すると、すごく飲みやすい飲料水となります。)
ゼオライトと活性炭は(混合でOK!)、どちらも一週間に一度煮沸(5分~15分)します。
市販のペットショップのゼオライト水は、かなりの「苦味」と「渋み」が有りマズく感じます。 『㈲アットジーシー』のゼオライトを投入した場合、若干の「苦味」というか「渋み」は残りますが、 マズイというレベルではなく比較すると、かなり飲みやすくなっています。
活性炭だけで浄水した方が飲みやすいのは事実ですが、ゼオライトも投入した方がセシウム等も除去されて安全なようです。 味が気になる場合は、活性炭を多めに割合を変えればいいのではないかと個人的には思います。>要>経験次第>分量の可変自在
この方法のメリットは、災害時等に電力を使わずにセットすれば水を注ぐだけで簡単に浄水できます。
5Lのポリタンクを満水にする場合、約1時間程度(未満)掛かるのですが、 その間3回程度の注水が必要な事と、週一回煮沸消毒する時にはゼオライトと活性炭の出し入れに手間が掛かる事は、 仕方がありません。 「4Lの焼酎のペットボトル」の使用を、お薦めします。
浄水システムに必要な物
- ペットボトル(焼酎4L)ペットボトル(1.5Lジョウゴ用)・ポリタンク(5L)
- ゼオライト(㈲アットジーシー>飲料用ゼオライト)
- 活性炭(㈲アットジーシー>ヤシガラ活性炭Y-GC) 粒が異常に小さいので洗う時に流されないよう注意が必要
- スポンジ
- 「麦飯石」または、「竹炭」(任意)
- 注意:浄水器本体(枠)は、ダンボールに白いビニールシートを貼り自作
ゼオライトと活性炭は、投入前に水洗いして濁りを取った後、五分以上煮沸します。 また、週に一回はゼオライトと活性炭どちらも煮沸する必要が有ります。
浄水システムの構造
構造としては、下の画像のようになります。
設置手順
設置順序は、下記の手順となります。
- 浄水器にポリタンク(5L)を置く。
- ポリタンク(5L)の口にペットボトルで作ったジョウゴを置く。
- 底をカットして、キャップに1mmの穴を5箇所あけたペットボトル(焼酎4L)を逆さにして、
ペットボトルのジョウゴの上に置く。 - キャップの裏側にスポンジを置く。
- ペットボトル(焼酎4L)に活性炭を入れる。
- ペットボトル(焼酎4L)にゼオライトを入れる。
- ペットボトル(焼酎4L)に水位がゼオライトよりも上になるように、水を入れる。
- ポリタンク(5L)が満水になったら、浄水終了。
- 「麦飯石」または、「竹炭」は、任意で使用します。
浄水した水はなるべく容器いっぱいまで入れて保存して、3日以内に使い切りましょう。
実際の浄水方法は、下の動画のようになります。
*動画が映らないブラウザの場合は、>こちらをクリックしてください。
実践する場合、自己責任でお願い致します。
非常時の水の『ろ過』方法
非常時(災害時等)に水不足となり、汚れた水を使用せざるおえない場合、 下記の水を使用して『ろ過』した後に、必ず、浄水して非常時用飲料水にする事ができます。 (*この方法は、自衛隊などで実践されています。)
非常時以外には、実践しないでください。実践する場合、自己責任でお願い致します。
- 水道水、地下水、井戸水
- 魚が生息している谷川、河川水、湖沼水
- 入浴剤などが入っていない風呂水、ポリタンクなどの溜め水
- プールの水、雪解け水、雨水など
ろ過システムの構造
構造としては、下の画像のようになります。
これは、あくまでも『ろ過システム』で、『ろ過』した後に、 ろ過した水を「沸騰」するか、「携帯浄水器」又は、「ゼオライトと活性炭」で浄水する必要が有ります。
浄水した水はなるべく容器いっぱいまで入れて保存して、3日以内に使い切りましょう。